こんにちは、トッティです。
メンタルヘルスに深く関わってくる気質。つまり性格のことですが、世の中には
敏感すぎる気質を持って生まれた方がいることを知ってますか?
そんな敏感すぎる気質を持つ人をHSPと言います。今日は前のブログでも書くと言っていた「HSP」についてご紹介していこうと思います。
HSPってどういう気質?
敏感な人と言っても色々ありますよね。敏感肌とか、敏感な感覚とか、アレルギーだってアレルゲンに敏感に反応している訳ですよ。
人には何らかの敏感な部分があるんじゃないでしょうか。たまたまそれが生まれ持った気質だった人がHSPなんでしょうね。
皆さんはこのHSPというワードはご存知だったでしょうか?
おそらく初めて聞くワードだって方のが多いのではないかと思います。
私自身もHSPという言葉の存在は、自律神経失調症になってから知りました。
さらにHSPについて知りたくて読んだ本がこちらになります。
HSPとは「Highly Sensitive Person」の略で、
生まれつき刺激に敏感で、周りからの刺激を過度に受け取ってしまう人のことを言います。
HSPにありがちなこと・・・
— ねこのしっぽ (@catstail2222) 2018年12月13日
自分の意見を主張するのは苦手
間違いを見つけても指摘できない
相手に反論されると
頭が真っ白になって何も言えなくなる#HSP #HSPあるある #ねこのしっぽ
Highly Sensitive Personという言葉は、1996年にアメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が提唱したもので、まだ比較的に新しい言葉はなんですね。
アーロン博士自身が「とても敏感な人」であるHSPで、自身の敏感さと生きづらさを研究しようとしたことが始まりだそうで、全人口の15~20%の人がHSPの気質を持っているそうです。
日本だけで見ても、日本の人口が1億2600万人位なので、単純計算で15%としても、なんと1890万人の人がHSPなんです。
これは東京都区部の人口の約2倍の人数なんですよ。少数派と言えど、世の中のHSPってそこそこ多いんですね。
またHSPと同じような気質でも、刺激を求める気質を「HSS(High Sensation Seeking)」、子供のHSPを「HSC(Highly Sensitive Child)」と呼ぶそうです。
HSPかはどうやって調べるの?
まずこのHSPですが、病気や症状ではないためにお医者さんでは診断してもらえません。
私の主治医の先生も、私がHSPかもと言ったらHSPのことを知りませんでした。カウンセラーにも言いましたけど、カウンセラーさんも知りませんでした。
これは私に限った話で、もちろん知ってるお医者さんやカウンセラーさんもいますのでご安心を。
ではどうやって自分がHSPかもしれないと思ったかですが、ネットや本なんかにセルフチェックみたいのがありますので、それで調べて、おそらくHSPだと思いました。なので正確にHSPかどうかは分かりません。
この質問に14項目以上あてはまったら、おそらくあなたはHSPだそうです。私は18個が当てはまりました。
また、こちらのセルフチェックをのサイトがとても分かりやすくて良いと思いますので紹介しますね。
HSP診断テスト - 選ぶだけの簡単セルフチェックhsptest.jp
いかがでしたか?
私が最初にチェックした時はHSP度が中でした。皆さんはどうだったでしょうか。
HSPの特徴は?
世の中にたった15~20%しかいないHSPですがどんな特徴があるのでしょうか。
HSPの人に共通する特徴は以下のようになります。
- 心の"境界線"が薄い
- 疲れやすい
- 刺激に敏感
- 人の影響を受けやすい
- 自己否定が強い
- 直感力がある
どうですか?あなたは当てはまりましたか?
私は疲れやすいのと、刺激に敏感と、自己否定が強いがモロに当てはまります。あと子供の頃は見えちゃいけないものがよく見えてましたね。
あと臭いに敏感で、臭いの強い食べ物は苦手なんですよ。人の臭いにも反応しちゃって、人とすれ違う時に、無意識で息を止めてることもあります。
さらには人の好き嫌いを臭いで感じるんこともあるんですよ。苦手な人は超臭いんです。これが思いの外、きついんですよ。根拠もなく臭いなんて人に言えないですもん。
https://twitter.com/khiirok/status/1073042625429614592
これだけ見てると「HSPって弱い人間だな」って思いますよね。私も最初はそう思いました。
HSPは普通の人なら気にならないような、
ちょっとの刺激に反応して神経が高ぶり、交感神経が活発になって、ストレスを感じ、身体が戦闘モードになってしまうんです。
これって自律神経を乱れさせる原因ですよね。
こんな気質を持ってるせいで苦しいんだと最初は悩みましたね。
ぶっちゃけ自分でも、「なんでいちいちこんなに人のことに反応しちゃうんだろう」と悩んだこともありましたよ。
でも気質なんて簡単には治りませんので、仕方がないのでこの気質を受け入れることに決めたら少しは楽になりました。
だってHSPであることは悪いことではないのです。
受け入れることで自己肯定感もちょっとは上がったのかもしれませんね。
疲れているとき、自己肯定感が下がっているときは自分が心から楽しいことをやろう。
— hana@HSP(敏感な人) (@hanakophana) 2018年12月10日
しっかり睡眠を取って休む、美味しいご飯を食べることを忘れずに。
元気を取り戻すための基本です😊
HSPが陥りやすい症状
ただでさえストレスを抱えやすいHSP。メンタルヘルス系の疾患には注意が必要です。だって私はなっちゃいましたからね。
気圧が下がると体調崩すというのが、正直ちょっと前まで意味が分からなかった。(ちなみに僕は平気)
— りょうた@のんびりHSPブロガー (@nr880622) 2018年12月11日
ただHSPと言うのを知ると、体調崩す原理と言うかイメージがわかってきた。
全部が全部HSPが原因ではないだろうけど、何で体調崩すか分からないから、体には気を遣わなきゃね。
#HSP
抑うつ・不安症状
HSPは神経が必要以上に高ぶりやすく、慢性的なストレス状態です。その状態が神経を抑制させて、抑うつ状態になりやすいんです。
またHSPは、脳のマイナス感情を司る神経回路の働きが活発で、不安や恐怖の神経回路がすぐに暴走しちゃうんです。
心身症状
HSPはちょっとの刺激にも必要以上に反応しちゃうため、偏頭痛、緊張性頭痛、疼痛症、多汗症、過敏性腸症候群、アレルギーなんかにも注意が必要なんです。
HSPの存在意義
ここまではHSPの苦しみばかりを紹介しましたが、HSPにだってメリットがあります。
普通の人は感じ取れないような、目には見えないものを感じ取ることが出来るのですよ。
また、社会の矛盾や危険をいち早く察知して、それを世の中には発信する役割があるとも読んだ本に書いてありました。
自分の短所と他人の長所を比べない。
— hana@HSP(敏感な人) (@hanakophana) 2018年12月13日
それぞれ違う環境で生きていて、やってきた時間もその人自身の特性も違う。
だから、他人を見て落ち込まない。そそも他人と比べること自体、不可能なこと。
他人と比べるんじゃなくて、前の自分と比べて少し成長できたかが大事。😊
最後に
敏感すぎて生きづらいことが多いHSPですが、HSPと普通の人とでは、見えてる世界が違うのかもしれませんね。
この世にたったの15~20%しかいないのはどんな理由があるのか分かりませんが、
世の中にはこんな人たちが生きてるってことだけでも普通の人に分かってもらえたならこの記事を書いた甲斐がありました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
それではまた次回にお会いしましょう。
トッティでした。