トッティです。
何かを始めたり、初めての場所に行ったりする時って、多少なりとも不安に感じますよね。ただ、理由のない不安が年中頭の中をグルグルしてると、それは「不安症」っていう症状かもしれないんです。
今回はそんな不安症について調べてみました。
不安症とは?
心配なことや嫌なことなど、不安を感じることがあると思います。不安は私たちに「危ないよ、注意しなよ」って警告をしてくれる「黄色信号」みたいなもんです。
不安症は不安障害とも言って、この障害があると黄色信号が赤信号のように感じられて急ブレーキを踏んでしまったり、青信号に変わっても不安で発進できないなど、生活に支障をきたしてしまいます。
不安症も症状によって何種類かに分類できるのですが、その中にはみなさんも聞いたことがあるであろう「パニック障害」や、高所恐怖症や閉所恐怖症などの「恐怖症」も含まれるんです。
実は私も高所恐怖症でして、脚立を数段登るのですら恐いですし、歩道橋を渡るのも恐いです。ロープウェイなんて乗せられようものなら目も開けられません。
首都高の中央環状線はセンターよりの車線じゃないと、走っていても恐くて震えてしまいます。だって高いんですもん。スカイツリーなんて絶対に登りませんよ。
心当たりのある人は、セルフチェックもありますので調べてみてはいかがでしょうか。
まずは全般性不安障害です。
続いては社交不安障害です。
不安症ってどうなるの?
まぁひと言で不安障害と言っても、先ほどの分類やセルフチェックからもお解かりのように、症状が若干違うんですよ。世界保健機関(WTO)が公表している疾病分類などで細かく分類されているんだそうですが、ひとつ言えることは、
どの症状でも過度に不安を感じてしまい、日常の生活に支障となってしまうってことです。
パニック障害や強迫性障害なんかはよく名前も聞くし、結構有名ですよね。なので別の機会にブログを書いてみようと思います。なのでこの記事では、名前にしっかりと不安障害って付く「社会不安障害(SAD)」と「全般性不安障害(GAD)」にピックアップしてみます。
社会不安障害ってのは人が多いところや、人前で話すのが不安で恐怖という症状です。
私もそうですが、こういう人ってたまにいますよね。私の知り合いでも人の多いところが嫌いだから、ディズニーランドに行ったことないとか、東京には行きたくないって人もいますよ。
ただ、個人の好き嫌いじゃなく過度に不安や恐怖心を持ってしまうと社会不安障害になってしまうんです。だから「俺は人混みが嫌いだから社会不安障害だ」ってことにはなりませんのでご注意を。
不安障害|こころの病気について知る|ストレスとこころ|こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省
もちろん他の精神疾患と同様に、社会不安障害になると心と身体にも症状が現れます。
他の精神疾患と少し違うのは、「顔が赤くなる」とか「頻繁にトイレに行きたくなる」といったことでしょうか。
社会不安障害の人は友人と外食するとか、学校でノートに字を書くとか、「えっ、そこで!?」って場面でも強烈な不安を感じてしまうんです。
一方で全般性不安障害ってのは、ただ漠然と不安な気持ちになってしまう症状です。
先ほどの社会不安障害は「人が多い」とか、「人前で話す」などの不安の原因がしっかりあったんですが、全般性不安障害にはないんです。ないというか、もう何にでも不安なんです。
不安障害|こころの病気について知る|ストレスとこころ|こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省
こちらの全般性不安障害は、先ほどの社会不安障害よりも他の精神疾患と症状が似ているかもしれません。
こちらの全般性は若い女性がかかりやすいそうで、なんの根拠もない漠然とした不安を抱えてしまいます。
例えば「私が結婚して子供が出来ても、子供がグレて犯罪者になってしまったらどうしよう」とか、「今から車で出掛けたら、きっと事故を起こしてしまうんじゃないか」とか、「いやいやそんなことないから」ってことで不安を抱えてしまうんです。
不安症の治療
この不安症の治療も、基本的には他の精神疾患と同じように薬による治療と、精神療法と言われる治療になります。セロトニンという脳内物質に働きかける「抗不安薬」を服薬すると、結構なところまでは良くなるそうです。
精神療法とは「精神分析」や「認知行動療法」という治療のことです。
不安症の治療では「休養」がありませんね。逆に認知行動療法で、苦手なことに慣れたり、極端な考え方の歪みを修正していくなどの治療が行われるようです。
苦手なことに徐々にチャレンジしていって、自信を取り戻すことが、不安症からの回復につながるんだそうです。
最後に
理由もわからないことに不安を感じてしまうことはとてもつらいことでしょう。理由がわからなくては、原因を取り除くことも出来ませんもんね。また、誰でも感じる不安にでも、人一倍の不安を感じてしまうことも大変でしょう。
早期に治療しないと、うつ病を併発してしまうようです。薬によってかなりのところまで良くなるそうなので、早めに医療機関を受診した方が良いでしょう。大事になる前にしっかり治してしまいましょうね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。