トッティです。
いよいよこの話題に触れる時が来てしまいました。
メンタルヘルス系のブログを始めた時から、いつかは触れなきゃと思っていたけど、恐くてなかなか手が出せずにいました。
今回はうつ病について書いて見たいと思います。
うつ病とは?
以前にこのブログで、自律神経失調症とうつ病の違いについて書いたことがあります。そこでも少しだけ調べたんですが、とにかくうつ病って精神疾患の超大物、サッカーで言うなら背番号10番みたいな存在なんです。
ここ数年はテレビタレントさんのうつ病カミングアウトなんかもあって、世間から徐々に理解されてきました。
とは言え、昔は怠け病なんて言われたり、まだまだ偏見も多いのではないでしょうか。
でも真面目な人や几帳面な人がなりやすく、怠ける人はなりづらいので、決して怠け病ではないのでご注意を。
偏見ついでにもうひとつ。多くの人が心の病だと思っているうつ病は、
実は脳の病気なんです。
心や身体のストレスなんかが原因でシステムエラーを起こし、脳が正常運転しなくなっているんだそうですよ。
実はうつ病は、男性が10人に1人、女性が5人に1人の割合で、死ぬまでに1度はかかるそうなんです。結構な割合じゃありませんか?意外と多くて驚きました。だから、別に特別な病気ではないんですよ。
もしかしたら医療機関にかからないで、無理している人もいるかもしれないので、実際はもっといるかもしれませんね。
うつ病って名前も通称で、正式名称は「大うつ病性障害」って言うらしいです。
2004年に世界保険機関(WHO)が発表した、世界の疾病負荷という統計によると、大うつ病は堂々の第3位にランクインされています。
まず、うつ病を本格的に発症する前に前兆モードに入ります。このような症状が何個かでも2週間以上も続いているとうつ病と診断されるそうです。
逆に言うと、この症状が2週間以上も続いていると言えば、うつ病と診断してもらえるんですよ。だからと言って、絶対に悪用しないで下さいね。
「怪しいけど、精神科や心療内科は敷居が高いな」って思う人もいるでしょう。
そんな時はうつ病セルフチェックで調べてみてはどうでしょう。これで引っかかったら迷わず医療機関へGOですよ。
ひと言でうつ病と言っても、症状の現れ方なんかで何種類かに分類されるそうです。そして発症の原因は、やっぱりストレスなんですよ。
もちろんストレスだけが原因ではなく、性格や遺伝なんかも関係してるようなんですが、
ストレスがダントツでNo,1の原因なんです。
うつ病になるとどうなるの?
あくまでも私のイメージの話しですので、ノンクレームでお願いしますね。
うつ病になると、表情がなくなって、動くことも食べることも面倒になって、生きる希望がなくなってしまうイメージです。多分そんなにハズレてはいないんじゃないでしょうか。
どうです、そんなに遠からずだったでしょ。
まぁ当然ですよね。だって私は自律神経失調症でうつ状態がありましたから、うつがどんな感じか少しは分かっているんです。
頭が重くて、息が苦しくて、心臓はいつもの約1.5倍の速さで鼓動をして、食欲もなく、気持ちは焦りまくって、喉の違和感で吐きそうだし、眠れないしと今までの人生の中で1番の地獄を味わいましたよ。
うつ病になると、「心の症状」と「身体の症状」が現れるんですが、代表的な症状は「不眠症」でしょう。夜に眠れなかったり、夜中や明け方に起きちゃうんですよ。
眠れない時間はしょうもないことを考えちゃうし、眠れないから日中に睡魔が半端なく襲ってくるんで、結構メンタルをやられます。
やっぱり、人間しっかり眠らないとダメだってことなんでしょうね。
もちろん他にもたくさんの症状が現れます。
症状多過ぎっ!「まさに症状のデパートやぁ」です。某ピザ店の1枚に4種類の味をひとつにしちゃった的な、具だくさんなんです。悪い意味で。。。
うつ病も他の病気と同じで、早く治療を始めれば症状が深刻化するのを防ぐ事が出来ます。逆に遅くなってしまうと症状が深刻になって、なかなか治らなくなってしまいます。
このブログでもうつ病の症状は、何度も色んなテーマで記事を書いてますので、詳しくはそちらを見ていただけると分かりやすいと思いますので、読んで頂けるとうれしいです。
うつ病の治療はどんなことをするの?
私は自律神経失調症になりましたが、基本的には服薬治療と自宅休養のみで治療をしています。
うつ病の治療も基本的には同じで、服薬と休養がメインになります。
人によってはこれにプラスアルファで、カウンセリングだったり、行動認知療法などがプラスされるんです。
うつ病を克服するには、家族や周囲の理解も非常に大切です。大切な人がうつ病になってしまったら、家族や友人はとても心配になると思います。ただ心配するあまり、必要以上に助け舟を出してしまったり、逆に責めるのはやめて下さい。
当の本人はきっと「申し訳ない」とか「何とかしなきゃ」と、自分を責めたり焦っているんです。私がそうでした、だから苦しいんですよ。
こんな時に家族や周囲から心配されたり、責められたりすると、逆に症状が悪化してしまいます。できるだけ、今までと同じように接してもらえるとうれしいんです。経験者だからわかるんです。
症状の回復には個人差があります。良い時と悪い時を繰り返しながら、徐々に良くなっていきます。
大事なのは焦らずに根気よく治療を続けることなんです。
少し良くなったからって治療を途中で止めてしまうと再発することも多いんです。
自分で判断せずに、減薬や診察の変更などはちゃんと主治医の先生に相談のして決めるようにして下さい。
最後に
うつ病はなんと約16名に1名が発症する別に珍しい病気じゃないんですが、まだまだ理解が進まず、偏見が多いのも事実ではないでしょうか。
症状が出てしまった本人は、焦らずじっくり休むことが回復への近道です。
うつ病は弱い人がなる病気じゃありません。強い人が我慢して、耐えて耐えて、気が付けばうつ病になってしまうんです。今まで無理をしてたんだから、少しくらい休んでもいいじゃありませんか。
可能ならば1度、今までの自分の人生を見つめ直してはいかがでしょうか。無理して、我慢して、作り笑顔で周りを伺う。そんなストレスの溜まる人生はリセットすればいいんです。もっと自分を大切にしてあげて下さい。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。