トッティです。
なんとインフルエンザになってしまい、寝込んでいましてブログの更新が遅くなりました。
自分が自分と感じられなくなる感覚って想像できますか。自分が自分じゃないなんてちょっと怖い感じがしますよね。
しかし解離性障害になると記憶がある場面だけ飛んでしまっていたり、知らないうちに知らない場所へ行っていたりなどの症状が現れるんです。
今回はそんな「解離性障害」について調べてみました。
解離性障害とは?
普段生活していて私たちの身体と精神ってひとつだけの物ですよね。大げさに言うと、生まれてから今までの記憶や経験は自分だけの物です。その記憶や経験によって自分がどんな人間かをイメージし、自分であると実感するわけです。
しかし解離性障害ではその記憶や経験が分断されてしまって、ある場面だけが記憶が無かったり、自分のイメージとは違う行動をしてしまうんです。
皆さんも一度は名前くらいは聞いたことがあると思いますが、多重人格ってあるじゃないですか。
多重人格って言えば、自分の中に何人もの別の人格が出来てしまい、その人格を状況で交代する、正常な人には嘘のような障害ですね。正式には「解離性同一性障害」といい、解離性障害のひとつなんです。
その他に解離性障害の種類として、記憶喪失のように記憶が抜け落ちる「解離性健忘」、自分が自分じゃない感覚になる「離人症」など、さまざまな障害として現れます。
こうした障害が日常生活に支障をきたすような状態になると「解離性障害」と診断されます。
解離性障害の原因
解離性障害のこういった症状が出る原因はなんなんでしょうか。
大きな原因としては、ストレスやトラウマが関係しているを考えられているようです。
強いストレスやトラウマに晒されると、つらい体験によって精神がダメージを受けることを避けるために、緊急避難警報を出して一部の機能を停止させてしまうそうです。
この機能停止が解離性障害につながっていくと考えられているそうです。
解離性障害の症状
先程も書いたように、解離性障害にはたくさんの症状があります。多重人格に離人症、解離性健忘の他にもこんなにあるんですよ。
ねぇ、すごくたくさんあるでしょ。
このような解離性障害の症状ですが、なかなか周囲に信じてもらうことが出来ないそうなんです。
確かにそうですよねぇ、人間は自分で経験してない事はなかなか理解出来ません。
そうして周囲の理解を得ることが出来ずに悩みを抱えてしまうこともあるようです。
解離性障害の治療
解離性障害の治療にはトラウマが関わっていることもあることから、心理療法が推奨されているようです。ご自身の症状について言葉にして表現することで、ご自身の病気に対する理解を深め、症状に対する対処法を身につけていきます。
治療は長期にわたる事から、患者さんと医療従事者の信頼関係が鍵になってきます。ですから診療に長けた先生やカウンセラーさんとの出会いが重要になってきます。
また解離性障害を治療する薬はありませんが、うつ病や不安障害を合併することもあるそうなので、症状を緩和するために抗うつ薬などが処方されることもあるようです。
そして1番大切なのは周囲のサポートですね。症状の特徴を知ったり、対処法を学んだりと、長期的な治療にのぞむうえで非常に大切なんです。
最後に
多重人格や健忘など一見では分からずに、「わざとやってない?」なんて思われがちな解離性障害。しかしその裏には強いストレスやトラウマが隠れているんです。
なかなか理解を得ることが難しく、障害を持つ本人はとても苦しんでいることでしょう。
もし身近に解離性障害の疑いがあるような人がいるならば、疑うことなく、まずは寄り添ってあげてみて下さい。そして理解をしてあげることでご本人のサポートになるんです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。