トッティです。
人って周りと同じ考え方だったり、同じ反応をすると安心するもんですよね。
ただ世の中には、周囲が困ってしまうほど行動や考え方が違っていたりして、本人でさえも困り果てている人がいるんですよ。
今回はそんな「人格障害」について調べてみました。
人格障害とは?
人格障害とは「パーソナリティー障害」とも言って、ものの考え方や受け取り方、感情から対人関係に至るまで、人格の偏りによる障害が出てしまうことです。
大変なのは、人格障害は他の精神疾患を引き起こしてしまうそうなんです。人格障害は合併した精神疾患をバックで操るラスボスみたいな存在なんです。
しかしみなさん、パーソナリティーの障害と言われても「ただ性格が悪いだけなんじゃないの?」とか「ただの変わり者なんじゃないの?」なんて思わないで下さい。
いわゆる「個性」とは別の次元の性質なんです。
この疾患は、ちゃんとした治療をすれば障害が改善する可能性が高いそうです。改善するなら治療を受けない手はないですね。
それから人格障害は大きく分けて、3種類に分類できるんだそうです。
なんだかたくさん分類できるんですね。ただ、すべてのタイプに共通の特徴もあるんです。先ほども書きましたが、ものの考え方や受け取り方、感情から対人関係などのパーソナリティ機能に障害が、一定の場面だけでなく幅広い場面で見受けられるそうです。
つまり家では普通なのに、学校や職場ではパーソナリティ障害っぽいってのは違うよってことなんですね。
人格障害の原因とは?
人格障害の原因は、実はまだ明らかになっていないそうなんです。困りましたね。。。ただ、神経伝達物質の「セロトニン」が神経系の機能低下に作用していると考えられているそうです。
出ましたね「セロトニン」。ストレス疾患や精神疾患にセロトニンは関りが深いようですね。自律神経失調症の改善でもセロトニンを増やす方法を紹介しています。
その他にも、子供の頃にしっかりと育ててもらえなかったり、つらい体験をしたなども、人格障害の原因になるようです。トラウマまではいかなくても、親からの愛情が足りなくて障害になるなんて悲しすぎます。
人格障害かなと思ったら
なんと人格障害として医療機関を受診し、治療する例はとても少ないそうです。だいたいが他の精神障害を合併してしまってからの受診になるようです。
人格障害だけでも大変なんですから、他の精神障害まで合併してしまったらしんどいですし、出来るなら他の障害になんて合併したくないですよね。
以下のような条件を5個以上満たすと人格障害と診断されるそうです。
もしも思い当たる節があるなら、早目に医療機関を受診してみて下さい。
人格障害の治療とは?
人格障害の治療も不安障害と同様に精神療法がとても重要なようです。長い期間、患者さんと主治医が根気よく治療を続けることが大切なんだそうです。
人格障害の治療は、主に精神療法やカウンセリングになります。思いや気持ちを整える作業を行い、人格障害の克服を目指します。
欧米では短期集中の治療で高い成果があがった精神療法プログラムもあるそうなんですが、残念ながら日本では導入されていないそうです。
また、他の精神障害が合併してしまった場合は、抗精神薬や精神安定剤などが使用されることもあるそうです。このあたりは他の精神障害と同じようなイメージですかね。
最後に
一般的な人には理解の出来ない考え方や行動で、周囲を困惑させてしまう人格障害。
そのせいで変わり者扱いされてしまう人もいるなんて。本当に困っているのは本人なんですね。
それはそうですよね。だって自分には当たり前の事を理解してもらえない訳ですから。それが原因で自分から人が離れていってしまうなんて、ご本人にはさぞ辛いことでしょうね。
しかもそのせいで他の精神障害まで患ってしまう人もいるとなると、人格障害の闇は根深いと感じざるを得ません。
しっかりと治療を受けて、サポートも受けることが出来れば、克服も出来るそうなので、まずは専門の機関を受診してみましょう…
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。